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私の作品「邪術師の妹と賢者の姉」の登場人物を、サンタクロースの姿で描きました。日頃お世話になっています皆様へ、プレゼントいたします。是非、受けっとってください。 ご理解いただければと思いますが、本作品はAIによる生成画像であり、細部に違和感が生じる可能性がございます。この写真集はフィクションの世界であり、全ての登場人物は架空の成人女性です。 ※本作はAI生成Stable Diffusionで出力した画像を加工したものです。 【まんまんまん】d_485169zero【同人実写】
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この作品は邪術師の妹と賢者の姉の続編で、409枚の画像(PNG)と34枚(PDF)の物語(小説)を収録しています。物語に沿った画像を描いております。物語を読んで想像を膨らませて頂ければ幸いです。 下記物語の内容は、体験版の一部です。 リリムは深い森の中を一歩一歩、足を進めていた。木々の枝葉が重なり合い、昼間にもかかわらず薄暗く静寂が支配する。ルミナ王国で男子生徒4人から暴行を受けたことが、今も心に重くのしかかっていた。殺●者となったリリムは、追っ手から逃れるためにも、ルミナ王国内に留まる選択肢はなかった。アルビオン王国に亡命したリリムは、森の道なき道を歩んでいた。 すると、突如として鋭い光がリリム目がけて飛んできた。瞬間的に闇の障壁を張り、光を受け止めるが、その衝撃は尋常ではなかった。リリムは驚きに目を見開き、辺りを見渡した。木漏れ日の差す先に、白い鎧姿の若い女性が立っていた。その瞳は、容赦のない決意と怒りに燃えている。 「悪魔か……それとも、悪魔崇拝者か?」 女性が声を上げる。その声は冷ややかで、敵意が露わだった。 「悪魔?悪魔崇拝者?どちらでもないわ」 リリムは必死に弁解するが、相手の表情は変わらない。 「黙れ!お前が放つその禍々しい闇の魔力、感じ取れないとでも思ったか?私は陽光の乙女エリザ。太陽神レオリアの名のもとに、貴様をここで浄化する!」 エリザは容赦なく光の矢を放ち、リリムの闇の障壁に突き刺さる。リリムは辛うじて防御を維持するが、エリザの攻撃は止むことがなかった。次から次へと襲いかかる光の矢は、リリムの力を少しずつ削り取っていく。 「待って!私はルミナ王国から来た者……あなたと争うつもりはない!」 リリムが懸命に叫ぶが、エリザの怒りに満ちた瞳は揺らがない。 「悪魔に魂を売った者の苦しいいいわけね。その黒き魔力が真実を語っている。私をあざむこうとするな、闇の眷属よ」 「違う……私は――」 リリムは言葉を紡ごうとするが、エリザの放つ一撃が、再び彼女の防御を揺るがす。リリムの中で怒りが静かに燃え上がり、体からさらに強い闇の気配が放たれた。 「やめて……私は悪魔なんかじゃない!」 叫ぶように言い放つリリムだが、エリザの目には、それがさらに彼女を疑わせる材料となる。 「ならば証明してみせろ、この太陽の加護を受けた刃(やいば)に、耐えられるかどうかを。ブレイド・オブ・レイディアンス!」 エリザは渾身の力で太陽の輝きをまとった剣を振り下ろし、リリムを切り裂こうとする。 リリムは全身を震わせながら、闇の障壁を張り直し、エリザの輝く剣を受け止める。しかし、エリザの剣はじわじわと闇の障壁に食い込み、障壁がゆっくりと崩壊し始める。その瞬間、リリムは反射的に横へ飛びのき、鋭く振り下ろされた剣の直撃をかろうじて回避する。 「このままでは殺される!」 リリムは焦燥感に駆られ、短い詠唱で即座に闇の魔法を放った。闇のエネルギーが黒い稲妻のようにエリザに向かっていくが、エリザはその場で冷静に手をかざす。その瞬間、闇の攻撃は彼女の手前でかき消され、まるで何もなかったかのように消えてしまう。 「そ…それは……」 リリムは驚愕に目を見開き、心の中で叫ぶ。 「闇からの防御……姉アリシアの他にも、その若さで高度な防御魔術を使う者が……」 リリムの心に深い絶望が渦巻く。自分の力があまりにも無力に感じられ、リリムは逃げ場を失ったかのように感じた。 エリザの鋭い目には、決して容赦を許さない冷たい光が宿っている。太陽の加護を受けたその刃が再びリリムへ高速で振り下ろされる。リリムは直感的に動いたが、限界が近いことを悟っていた。 「避けきれない……斬られる!」 心が絶望に支配されかけたその時、鋭い金属音が辺りに響き渡る。リリムが顔を上げると、エリザの剣は寸前のところで別の人物の杖によって、受け止められていた。 その人物は深紅のローブをまとい、銀髪が輝くポニーテールの女性だった。彼女の眼差しは冷静かつ強く、リリムをかばうように立ちはだかっている。 「仲間がいたのか…」 深い森の冷えた空気の中、エリザは数歩後ろに下がり、二人と距離を取りながら鋭く視線を送る。周囲にはほとんど風もなく、森の静けさが張り詰めた緊張感を増幅させていた。陽光の乙女である彼女の表情は、わずかに戦闘への迷いを見せながらも、決意に満ちている。自らの剣を構え直し、彼女は心の中で計算を巡らせた。 「二人相手に戦うか……どうすれば、この状況を打破できる?」 エリザは思案し、微かに息をつく。 一方リリムは突如として現れた存在に、呆然と立ちすくんでいた。何が起こったのかすぐに理解できず、心拍だけが早鐘を打つように高まっている。 「下がって!」 ポニーテールの女性が鋭く指示する。その声には冷静さと確固たる意思が込められていた。 「えっ?」 リリムはまだ驚きから抜け出せないでいる。 「早く!」 女性の声がさらに鋭く響くと、リリムはようやく我に返り、 「は、はい!」 と慌てて後ろへと下がった。落ち葉がしなり、地面の枯れ枝が小さく音を立てて砕け散る。 エリザはその様子をじっと観察しながら、わずかに冷笑を浮かべて言う。 「一人で戦うというのか?大した自信だな」 ポニーテールの女性は視線を揺るがせず、エリザを静かに見据えたまま、低く澄んだ声で答える。 「悪いことは言わない、ここは退きなさい。あなたのためよ、陽光の乙女」 エリザはその言葉に反応し、顔を険しくしながら剣をぎゅっと握りしめる。 「馬鹿を言うな、悪魔二人も見逃せるか」 エリザの声には怒りと、太陽神の信仰に燃える使命感が込められていた。 「もう一度言うわ、退きなさい」 ポニーテールの女性の瞳に、わずかに悲しみが宿る。 「断る!」 エリザの断固たる返答に、女性は短く息を吐き、静かにその場に立つ。次の瞬間、女性の体を闇の力が取り巻き、重く暗い気配が空気に満ちていく。その黒い光は深い影となり、女性の姿を包み込む。 リリムは驚愕の眼差しでそれを見つめ、何が起こっているのか理解できずにただ見守る。光が消えたとき、そこに立っていたのは人間の姿を超越した存在――頭に鋭い角が突き出し、背中には黒く大きなコウモリの翼が広がっていた。女性の瞳は冷たく、力強い悪魔の威圧感を漂わせている。エリザは剣を構え直し、怒りのこもった目で女性を睨みつける。 「正体を現したな、悪魔め」 静寂に包まれた森で、彼女たちの対峙は再び緊張の糸を張り詰め、いつ戦いが始まってもおかしくない状態となった。 ポニーテールの女性が悪魔の姿へと変貌した瞬間、辺りの空気は一変した。森に静寂が漂う中、彼女の背後に広がった漆黒の翼が一度はためくと、風が吹き荒れ、周囲の木々の枝がざわめいた。悪魔の赤い瞳には嘲笑が浮かび、エリザを挑発するように鋭く見据えている。 エリザはその気配に微動にせず、己の体に太陽の加護を感じ取るように深呼吸をし、剣に祈りを捧げた。彼女の剣先が黄金色に輝き、周囲を包み込むように強い光が広がる。エリザは陽光の乙女としての使命を胸に、悪魔に向けて強く声を放つ。 「邪悪なる者よ、太陽神レオリアの加護のもと、ここで滅びよ!」 エリザは黄金の光をまとった剣を構えると、地を蹴り悪魔に向かって突進する。剣を振り下ろすと閃光が悪魔に襲い掛かる。しかし悪魔は、瞬時にコウモリの翼で素早く後方へ飛んでかわした。悪魔としての力を解放した彼女の動きは尋常ではなく、その速さは一瞬のうちにエリザの背後に回り込む。 「そんなもので、私を浄化できると思ったの?」 悪魔が冷ややかな笑みを浮かべると、彼女の掌から闇の波動が放たれ、エリザに向かって襲い掛かる。エリザは素早く後退し、闇の波動を避けるが、その衝撃が周囲に響き、彼女の白い鎧に微細な傷を刻む。しかし彼女の眼差しには全く怯む様子はなく、太陽の加護をさらに高め、全身を輝く光で覆った。 「闇を浄化するのは私の務め。陽光の乙女の名に賭けて、貴様を倒す」 エリザは再び剣を掲げ、 「サンバースト・スラッシュ!」 と叫ぶと同時に、剣から放たれた強烈な光の波が悪魔へ飛ぶ。その光の波は周囲の闇を切り裂き、悪魔の周囲にあった影が瞬時にかき消されていく。すると悪魔はコウモリの翼を大きく広げ、闇のエネルギーをその場に凝縮させ、エリザの光の波に向かってぶつけた。 光と闇がぶつかり合い、衝撃が四方に波及する。森全体が揺れ、周囲の木々が音を立てて揺らめく。光と闇がぶつかるその中心には、激しいエネルギーの渦が巻き起こり、二人の戦いが熾烈(しれつ)を極めていった。 エリザはさらに太陽神に祈りを捧げ、体に流れる聖なる力を全開に引き出した。するとエリザの体から黄金の光の柱が立ち上り、太陽のごとく周囲を照らし出す。その光が剣に集約されると、彼女は一瞬の隙を狙って悪魔へと突進する。エリザの剣から繰り出される光の刃は、太陽の加護を全身に宿したものであり、彼女自身もその威力に確信を持っていた。 悪魔もさらに力を解放し、周囲の闇を濃縮させる。悪魔はその場で力を溜め、光を押し返すほどの巨大な闇の障壁を瞬時に生み出す。 光の刃が闇の障壁に弾き返された瞬間、エリザはその反動で一瞬だけバランスを崩したが、体勢を立て直して踏み込む。彼女の目は鋭く、ただ一瞬の隙を求めていた。悪魔もその冷笑を崩さず、絶えず闇の力でエリザを攻撃し続ける。 息つく間もなく互いに攻撃と防御を繰り返す壮絶な戦いが続き、次第に両者の体力は限界に近づいていく。周囲には破壊された木々と焦げた地面が広がり、戦いの激しさを物語っている。エリザと悪魔は互いに相手を睨みつけ、息を荒らげて立っていた。 「雑魚の悪魔ではなかったか…」 エリザは静かにつぶやく。瞳には決して退かない覚悟が宿っていた。エリザは息を整え、最後の一撃に備えていた。悪魔と化した女性は、ふと悲しげな表情を浮かべ、静かに口を開いた。 「さすがは陽光の乙女…私の力…及ばず…ね」 その言葉は自嘲にも似ていたが、どこか切ない響きも含まれていた。しかし、エリザが安堵のため息をつく暇もなく、次の瞬間悪魔から放たれる闇のオーラが一変した。それまでの戦いで見せていた力とは異なる、より禍々しく、底知れない力の波動が周囲に満ち、エリザの背筋がぞっと冷える。 リリムは遠くの茂みの影から、エリザと悪魔の対峙を見つめ、リリムは唇を噛み締めた。胸の奥に広がる嫌な予感に耐えながらも、視線をそらすことができなかった。 その時だった。漆黒のオーラが渦を巻くように濃くなり、悪魔の背後に広がる影が不自然に揺れ動く。悪魔の表情が一瞬硬直し、次いで冷たく歪むような笑みが浮かぶ。 「……あれは……」 リリムは息を呑み、体を強張らせた。目の前の光景に、ただならぬ変化を感じ取った。先ほどまでの悪魔とは違う。彼女の立ち姿には、明らかに異質な威圧感が漂っていた。 悪魔がゆっくりと首を巡らせ、空を仰ぐ。その瞳は深い闇を宿し、赤黒い光がちらついている。まるで何かが目覚めたかのようだった。 リリムは自分がこの場にいるべきではないと思ったが、足が動かない。心の奥底で、恐怖と興味が複雑に絡み合っていた。 「悪魔の…人格が……入れ替わった?」 胸の中で疑念が膨らむ。覚醒、あるいは抑え込まれていた何かが解き放たれたのか。リリムにはその答えがわからなかった。ただ一つ確信を持てたのは、目の前にいる悪魔が、先ほどとは全く異なる存在ということだった。 茂み越しに風が吹き、リリムの頬を冷たく撫でた。 サンプルはここまでです。 続きは本編をご覧ください。 ご理解いただければと思いますが、本作品はAIによる生成画像であり、細部に違和感が生じる可能性がございます。この写真集はフィクションの世界であり、全ての登場人物は架空の成人女性です。 ※本作はAI生成Stable Diffusionで出力した画像を加工したものです。 【まんまんまん】d_492134【同人実写】
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この作品は500枚の画像(PNG)と22枚(PDF)の物語(小説)を収録しています。物語に沿った画像を描いております。物語を読んで想像を膨らませて頂ければ幸いです。 下記物語は、体験版の一部です。 冷え込む早朝、賢者の学院長である父レオニスと、姉アリシア、そしてリリムは一緒に食卓を囲んでいた。まだ朝の光が差し込む前で、薄暗い食堂には食器を置く音だけが響く。 レオニスは静かに紅茶を口に運んでから、じっとリリムに視線を向けた。その鋭い眼差しに、リリムの動きが一瞬止まる。父の眼差しを感じるだけで、胃が重く沈んでいくようだった。 「リリム、学院に入ってもう一年経つが、お前はまだ自分の力を十分に発揮できていないようだな」 冷ややかにそう言いながら、レオニスはリリムの方にわずかに身を乗り出した。アリシアは黙って朝食の手を止め、視線を伏せている。父の叱咤(しった)が始まるたびに、彼女も複雑な表情を浮かべるのだった。 リリムはうつむき、何も言い返せない。魔法の素質がないと知っているのに、なぜ父はこれほどまでに期待をかけてくるのか。アリシアのように優秀でない自分が、この家族の中でただの失望であると感じる瞬間だった。 「お前には、もっと努力する義務がある。アリシアを見てみろ。日々の鍛錬を怠らず、学院で高い評価を得ている。学院長の娘であるという自覚を持て。お前が何も成せぬままでは、我が家の名誉にも傷がつく」 静かに冷徹にレオニスの言葉が続く。リリムは唇をかみしめ、反論したい気持ちを抑える。胸に湧き上がる悔しさと無力感に押しつぶされそうだったが、アリシアが優しくリリムの肩に手を置き、彼女の視線を受け止めた。 「お父さん、リリムも頑張っているわ。少しずつでも成長しているもの」 アリシアの優しい擁護の言葉が、その場に一瞬の静寂をもたらした。しかしレオニスは冷たく鼻を鳴らし、食器を手に取る。 「成長の速度は問題ではない、成果が全てだ」 レオニスの無慈悲な言葉が食卓に残り、リリムの胸に深く突き刺さる。自分が父の失望にしかならない存在だと再確認する朝が、またしても始まった。 レオニスが食堂を出ると、家の中に静寂が訪れた。扉が閉まる音が冷たく響き、リリムは肩を落としてうつむいたまま、何も言えずにいた。胸の奥で湧き上がる悔しさと自己嫌悪を抑え込もうとするが、どうしても心が沈んでいく。 そのとき、アリシアが静かに席を立ち、リリムの隣に座り直した。彼女は優しく妹の手にそっと触れる。 「リリム、大丈夫よ。お父さんは少し厳しいところがあるけれど、それはあなたに可能性があると思っているからよ」 リリムは小さく首を振った。 「お姉ちゃん、私には魔法の才能なんてないって分かっている筈なのに…どうして…?」 瞳に涙を貯め、震える声で問いかけるリリムに、アリシアは柔らかな笑みを浮かべた。彼女はリリムの肩に手を回し、そっと抱きしめるように引き寄せる。 「私だって、最初からうまくいったわけじゃないのよ。何度も失敗したし、お父さんに認めてもらうのに必死だった。大丈夫よ、リリム。自分を信じて」 アリシアの温かな言葉が、リリムの心に少しずつ染み渡る。リリムは姉の胸に顔をうずめ、涙が止まらなかった。そんな彼女の背中を、アリシアはそっと撫で続ける。 「焦らなくていいのよ、リリム。あなたにはあなたの道がある。私はいつだって、リリムの味方だから」 アリシアの優しさに包まれてリリムは涙を拭き、そっと顔を上げる。 「ありがとう、お姉ちゃん…」 その顔に微笑みが戻り始めたのを見て、アリシアも穏やかに頷いた。 リリムが賢者の学院に通うようになってから、心に深い傷を刻み込む日々が続いていた。 ある日、学院で行われた魔法適性検査。リリムは期待を胸に挑むが、周囲の生徒や教師の前で「魔法の素質がほとんどない」と酷評されてしまう。見守る父レオニスの冷たい眼差し、そして無言で浮かべる失望の表情が、リリムの心をさらに追い詰める。傍にいた姉アリシアも何も言えず、リリムの中で家族に対する屈辱感と孤独感が一層深まっていった。 別の日、授業中にある教師が優秀な生徒としてアリシアを称え、続けてリリムを「学院長の娘なのに姉のような才能がない」と厳しく侮辱する。クラス全体から嘲笑が巻き起こり、リリムは顔を赤らめて震えた。学院内に広がる彼女の評判は「学院長の落ちこぼれ娘」でしかなくなっていく。 さらに、授業で些細なミスを犯したリリムは、厳しい罰を受けることになる。父レオニスは「学院の規則だから」と冷徹に言い放ち、助けを求めるリリムを無視する。彼女がどれだけ傷つこうと、父も姉もその姿をただ黙認するだけだった。 そして、学院の模擬戦闘試験。リリムは力を発揮できず大怪我を負ってしまうが、周囲の教師や生徒は「努力が足りない」と冷たく見放し、誰も助けようとしなかった。観戦していたレオニスも容赦なく「役に立たない」と非難し、アリシアも悲しげな表情を浮かべながら見ているだけだった。痛みと絶望に包まれる中で、リリムの心は次第に深い怒りと恨みに染まっていく。 日常の中で、姉アリシアが学院内で特別な待遇を受けている姿を見かけるたび、リリムの胸は締め付けられた。父が姉に優しい笑顔を見せる一方、リリムには冷ややかな視線を送るだけ。その場面を目の当たりにし、リリムは自分の存在が家族にとって失望でしかないと感じる。学院の廊下でささやかれる噂が、彼女の孤独感をさらに深めるのだった。 こうして、次第にリリムの中で姉と父に対する憎しみが膨れ上がり、闇の深みに引き寄せられていく。 そしてある日、リリムは男子生徒に「アリシアが呼んでいるよ」と言われ、胸に少しの不安を抱きながらも体育館横の薄暗い倉庫へと向かった。姉がわざわざ呼び出すことは珍しいし、その理由もわからなかったが、もし自分を励ましてくれるのなら嬉しいという思いもあった。 倉庫の扉を開けた瞬間、中にはすでに待ち構えていた三人の男子生徒が立っていた。リリムは違和感を覚えたが、引き返そうとする前に、ドアの前に立つ男子生徒が低い声で告げた。 「アリシアに頼まれたのさ、リリム。学院の評判を守るために、お前みたいな落ちこぼれに制裁を加える必要があるってさ」 その言葉に、リリムの心が一瞬止まる。アリシアが自分を? 自分を救ってくれるどころか、見捨てて制裁を…? その信じられない言葉に、リリムの目に浮かぶのは混乱と恐怖の色だった。だが、その隙を突くように、男子生徒たちが次々とリリムに手を伸ばし、彼女を冷たい床に押し倒した。リリムは恐怖と混乱の中で必死に抵抗した。彼女の心はアリシアの裏切りに打ちひしがれながらも、決して諦めることなく、彼らの手から逃れようと全力を尽くした。彼女の○さな体は何度も床に押し倒されたが、その度に立ち上がり、再び抵抗を試みた。 「アリシアがそう言った」「学院長の娘がこんなに出来が悪くて、恥ずかしいよな」という嘲笑が耳に突き刺さる中、リリムは心の中で強く叫んだ。「私は負けない、絶対に負けない!」と。彼女の抵抗は男子生徒たちの予想を超え、彼らの動きを一瞬止めた。 しかし、少女一人の力が男子4人に敵うわけがなく、リリムの抵抗は終わりを告げる。その後リリムは恐怖と苦痛にひたすら耐えるだけだった。早く終わってと、祈るしかなかった。リリムの頬を伝う涙が乾く頃、男子生徒4人の行為が終わる。 やがて男子生徒たちが去り、薄暗い倉庫にただリリムだけが残された。体も心も痛みに覆われ、ひどく傷ついたリリムの心の奥に、姉アリシアへの失望と疑念が湧き上がっていった。信じていた姉が、まさか自分を傷つけるように仕向けたのか。今までずっと誇らしく思ってきた姉への信頼が、崩れ去る音がリリムの中で響いていた。 リリムは自宅に戻る気力を失い、重い足取りで学院を離れた。暗い思考に囚われながら、人気のない森の奥へと歩を進めていた。木々が生い茂る中、どこか薄暗くひんやりとした空気が肌にまとわりつき、彼女の心の中にある孤独感と絶望が一層深まっていく。頭の中では、先ほどの出来事が何度も浮かび、暴行を加えた男子生徒たちの顔が悪夢のように脳裏に浮かんでいた。その一つ一つが鮮明に浮かび上がるたび、リリムは悪寒に襲われ、身震いした。 気づけば、森の中を進むうちに小川のせせらぎが聞こえ、彼女の足元には水が流れていた。岩だらけの沢に差し掛かったリリムは、その場で立ち尽くし、冷たい水に足を浸して震えながら呆然と空を見上げた。月明かりがわずかに差し込むが、森は相変わらず暗く、彼女の心を映し出しているかのようだった。 「いっそのこと…」 静かに呟くと、リリムは冷たい水に身を投げ出そうかと考えた。命が尽きれば、苦しみも消えてしまうのではないかと思う。足を進めたその瞬間、滑りやすい岩肌に足を取られ、体が不意にバランスを崩した。崖のような場所から転げ落ちると、彼女はゴロゴロと岩にぶつかりながら河原へと滑り落ち、冷たい石の上に倒れ込んだ。 痛みにうめきながら、リリムは目を開け、まだ自分が生きていることに気付くと、思わずやりきれない気持ちが込み上げてきた。 「なんで…」 とつぶやきながら顔を覆い、心が張り裂けそうになる中で、ふと視界の端に何かが映り込んだ。 目を向けると、そこには一人の男が倒れていた。痩せた体に黒いローブをまとい、骨ばった指が冷たくなったまま、静かに動かず横たわっている。その顔は青白く、どうやら命を落としてからさほど時間が経っていないようだった。そして男の腕には、一冊の書物が握られている。何かを守るかのように、大切そうに抱きしめられたそれは、異様な威圧感を放っていた。 リリムは、引き寄せられるように男のそばに歩み寄り、その書物をじっと見つめた。暗がりの中でもわかる、その古びた装丁、重厚な雰囲気をまとった禁書らしき書物が、彼女の目に不思議な輝きで映っていた。 リリムは、気がつくと自分の手がその書物に伸びていることに気づいた。触れてはいけない、そう思いながらも、その黒く重厚な装丁から不思議な魅力が漂い、引き寄せられるように指先が触れた。その瞬間、脳内に強烈な感覚が走った。 突如、古代の記憶が洪水のように押し寄せ、リリムの意識に染み込んでいく。まるで底知れない深淵からのささやきのように、古の魔術師の声が頭の中で低く響き渡り、封じられていた闇魔術の知識と秘密がリリムの脳に流れ込む。知識の奔流は鋭い針のように突き刺さり、リリムの視界が暗転した。立ちくらみを覚えた彼女は片膝をつき、激しく息を吐き出す。 その瞬間、リリムの茶色の髪が紫色に染まり、目も妖しい紫色に輝き始めた。新たな力が体中に広がり、彼女の心の奥底にある孤独や悲しみ、怒りといった負の感情に呼応するかのように、書物に宿る古代魔術師の魂が喜びに満ちて目覚める。リリムの胸の内で暗い力が渦巻き、彼女の全身から黒い波のような魔力が湧き出した。 立ち尽くしたリリムの周囲には、闇の霧のような魔力が漂い、空気がざわめき、冷たく澄んだ月光さえもその黒い気配に歪められていく。戸惑いながらもリリムは高揚感に震え、大きく息をついて立ち上がった。彼女の中で何かが完全に目覚め、解き放たれていく感覚が全身に広がっていた。 続きは本編をご覧ください。 【まんまんまん】d_479943【エロ同人】