【エロ同人】【官能短編小説】凌●編5「え、帰れないの?」|d_712157|SEI’s factory|-hentai-raw-

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【官能短編小説】凌●編5「え、帰れないの?」

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このエロ同人の作品名・シリーズ【無料おすすめ人気同人漫画作品 -hentai-raw- 】

  • 作品名    【官能短編小説】凌●編5「え、帰れないの?」
  • シリーズ   

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  • サークル  SEI’s factory
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  • d_712157

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『【官能短編小説】凌●編5「え、帰れないの?」|d_712157|SEI’s factory|』このエロ同人のストーリー【無料おすすめ人気同人漫画作品 -hentai-raw- 】

【官能短編小説】凌●編5「え、帰れないの?」

【あらすじ】
無人の孤島。グラビア撮影に来た私たちは、天気が荒れて島に閉じ込められてしまう。夜明かしをすることになった小屋で、突然悲劇は起こった。男性編集者とカメラマンがスタイリストのお姉さんをいきなり拘束したのだ。「せっかくいまをときめくアイドルと一晩過ごすんだ。大人の撮影をしようよ」。鬼畜と化した彼らにお姉さんを人質に撮られた私は、二人の前で恥ずかしいポーズをとらされ、体操服姿でテーブルの上に乗せられ、ブルマをずらされて胸を覗き込まれる。恥辱に呻く私に、とうとう太い指が伸びてきた……。

今回は凌●編の5。サスペンスタッチの監禁ストーリーをお楽しみください。

文字数:22,030字(長編小説の約1/4の文量)
※表紙と挿絵にAI生成画像を使用しています。
AI生成モデル:Tsubaki



【冒頭部分】

撮影の終わり間際に降り出した雨は、いまでは土砂降りになっていた。
「こりゃあもう撮れないな」
窓から外の様子を見ていたカメラマンの高梨さんが、悔しそうに呟く。「
残りのシーン、どうします?」
「あと残ってたのは、海岸を走るカットだけだったっけ? いいよ。いままで撮った奴で構成するように、デザイナーには言っとくわ」
編集者の渋沢さんの声は、どこか投げやりだった。どこかこのロケにうんざりしているように思える。
私はまだ湿っている髪にタオルを当てたまま、黙って大人たちのやりとりを聞いていた。
正直、私もほっとしていた。お仕事だからニコニコ笑って撮られてたけど、このロケは最初から気が進まなかったから、ここで終わってくれてよかったと思う。
だって、場所が最悪だったから。普通南の島でのグラビア撮影っていうと、沖縄とかハワイになると思うんだけど、今回の場所は東京をまっすぐ南下した小さな島だった。
羽田から飛行機で飛んで、空港のある島から漁船をチャーターして二時間。着いたのは、本当になにもない島だった。荒れ果てた岸壁に、雑草が伸び放題の島。
小さな漁船が二、三隻停まればいっぱいになるような港、というより船着場から私たちを乗せた船が離れると、高梨さんは当たりを一瞥して「なんだこりゃあ」と声を挙げた。
「こりゃあまずかったんじゃないんすかねぇ。ロケハンしてないんじゃないすか? あんまり酷い絵だと、真希ちゃんの事務所が怒りますよ」
「馬鹿だな。こんな色気のない場所だからこそ、真希ちゃんの魅力が映えるんだよ。荒れ果てた地に降り立ったビーナス、って感じでさ」
渋沢さんの言葉は取り繕っているようにしか聞こえない。
たしかに今回のグラビアのテーマは「不毛の地に美少女降臨」だと聞いていたけど、きっと編集部は、この島の噂と渡航費用だけでロケ場所を決めたんだろうと思う。
それにしても、ここはちょっと酷すぎる。元は小笠原の人たちの漁業基地だったというが、いまではまるで島全体が打ち捨てられているみたいだ。
「本当に、失礼な話よねぇ」
後ろから声が掛かる。
振り向くと女性スタイリストさんが荷物を引きずりながら、歩く男性二人を呆れたように見ていた。若林さんという苗字だが、私は美奈子さんと呼んでいる。
「不毛の地というより、ただの寂れた無人島よね。真希ちゃんの魅力が削がれちゃうわ」
「いいんです」
私は無理に笑顔を作った。美奈子さんはいい人だ。心配させちゃいけない。
「初めてこういうところに来られて面白いです。きっといい撮影になりますよ」
「優しいのね、真希ちゃん」
彼女はにっこりと笑って、前を行く男性の方角へ歩き始めた。私も後に続く。細い道の両側から草が伸びて、藪を掻き分けて行くような感じだった。

道の終点に、放り出されたようなプレハブ住宅が建っていた。茶色い疵の入った壁。ガムテープで割れ目を補修してある窓。どうやらここがとりあえずの滞在場所となるらしい。
高梨さんがまたうんざりした声を挙げた。
「うへぇ、ここ人が住めるの?」
「住んではいない。この近くで漁をしている漁師たちが、必要があれば休憩のために使うんだ。山小屋の無人島版みたいなもんかな」
ドアには鍵が掛かっていなかった。取られるようなものはなにもないから、当然かも。汚い畳にちゃぶ台、簡単な台所、事務机の通信機。それだけだ。
少し休んで撮影に入ったけど、予想以上に殺風景な島だった。ほとんどが火山岩でできた岩と、それにはびこる雑草。動くものと言えば沖を行くカモメくらいなものだ。
撮影場所を探してぐるりと歩いたが、島は三十分ほどで一周できてしまった。建物はどうやら、あの朽ち果てそうなプレハブ一棟だけみたいだ。
高梨さんはなんとか絵になりそうなところを探して私を撮った。ゴツゴツした岩にもたれかかったりしているうちに、こういうのもアリかな、と思えてきたから不思議だ。
夕方近くになって雲行きが怪しくなってきたので、さっさと撮り終えてプレハブに戻る。ぽつぽつと降り出した雨は、建物に駆け込んだ途端、土砂降りに変わった。
叩きつけるような雨。東京で見るのとは違って、こうしてむき出しの自然の中で包まれると、世界から取り残されたような気がしてくる。でも、落下する水滴はきれいだった。
「夏場で良かったわねぇ」
私が着た衣装を鞄にしまいながら、美奈子さんが言う。
「雨でもそんなに寒くないし。これが冬だったら滅入ってやってられなかったわ」
はっきりとしたもの言いの彼女には、男性二人も一目置いている。渋沢さんがやれやれといった感じで事務机の前に座る。建物の中は湿った匂いが充満している。

突然、その事務机に置いてある漁船用の通信機が鳴り出した。
びくっと飛び跳ねた渋沢さんは、しかしすぐに機械に顔を寄せ、スピーカーの囁きに耳を済ませる。
ガガ……ガ……
ノイズに混じって、人の声が途切れ途切れに聞こえてくる。渋沢さんは「えっ、なんだって?」とか「聞こえないよ!」と言いながら、必死に相手の言葉を聞き取ろうとする。
やがて通信が切れた。渋沢さんは絶望的な表情で首を振っていた。
高梨さんが不安そうに「なんて言ってたんですか?」
渋沢さんの顔はどこか青白い。
「盛んに『明日、明日!』と言ってたんだ。「悪天候」とか「出せない」という単語も聞こえたよ」
「それって……」
「どうやら今日迎えに来てはくれないらしい」
「そんな!」
美奈子さんが怒りの混じった声で叫ぶ。
「ロケは日帰りで予定を組んでるんですよ! 真希ちゃんだって明日もスケジュールがいっぱいだろうし」
「俺に怒ったってしょうがないよ。海が荒れて漁船が接岸できなきゃ、たしかにこの島からは出られないからな」
「ああもう、誰よ、こんな無人島でロケしようって言い出したの!」
「せめて連絡は取れないんですか?」
私は一応聞いてみたが、聞く前から答えは予想できていた。
「ダメなんだよ。もう分かってると思うけど、ここは携帯の電波も届かないし、無線機が電話の代わりになってる。俺には操作が分からないから、こちらから発信はできないよ」
それまで黙っていた高梨さんが、どこかふざけたように言う。「軒先で火を起こして狼煙を上げて、近くの漁船に救助を求めてみますか、映画でよくやってるみたいに」
「馬鹿。俺たちは遭難したわけじゃないんだぞ。ちゃんと雨風を防ぐ立派な建物もあるし、食料はともかく水はなんとかある。助けてくれなんていったら笑われるぞ」
つまり私たちは、明日の朝までこの島に閉じ込められたわけだ。冗談みたいな話だけど、どうやら本当に起こってしまったらしい。
ふと、高梨さんと目が合った。瞳の奥に笑みをたたえているいつもの顔とは違って、私を物色するような目をしている。
訳の分からない恐怖が背中を這い上がってきた。
そういえばこの三十代のカメラマンさんは、撮影の途中で何度か、男性の目つきになることがある。
この人はグラビアアイドル皆にそんな視線を向けているのかな、と少し嫌だったのだが、いまの高梨さんはまさにそんな目をしていた。私を女として見ている。
無意識のうちに私は美奈子さんに寄り添い、その腕を取っていた。私の表情に気付いた彼女が、事情を察して高梨さんをたしなめてくれる。
「もう、高梨さんたら! そんなオヤジな目つきをするから、真希ちゃんが怖がってるじゃないですか。男の人は変なこと考えるの禁止ですからね」
高梨さんは、そんな目してねえよ、とか呟きながら下を向く。渋沢さんも目をそらして頬を掻いていた。どうやら二人とも、やっぱり私に対してそんな感情があったらしい。
怖いと言うより、なんだか凄く嫌な気分になってきた。お仕事で男の人たちから見られるのは慣れてるけど、いまの状況はまた別だ。
ああ、どうしてこんなときにマネージャーさんがいないんだろう。
もちろんうちの事務所は、風邪をひいたマネージャーの代わりの人を充てようとしたけど、美奈子さんが一緒だったからいいだろうということになったのだ。
期待したとおり、美奈子さんは私の肩をしっかりと抱いてくれた。「大丈夫よ」と言ってくれる。
「スケベオヤジがなにかしようとしたら、私がぶん殴ってやるから安心しなさい」
「おいおい、ひでえなぁ。人を盛りのついた犬みたいに」渋沢さんが苦笑する。
「でもあれだな、今をときめくトップアイドルの真希ちゃんと一夜を過ごせるなんて、全国の●●●男子が聞いたら鼻血出しちゃうね」
高梨さんの言葉に、美奈子さんがきっと目を吊り上げた。
「だから! そういう言葉がダメなんです!」
この調子なら大丈夫かもしれない。
私は少し微笑むことができた。窓の外では相変わらずバケツをひっくり返したような土砂降りが続いている。
湿気がプレハブの中にまで入り込んできて、水の匂いが立ち上ってきた。遠い記憶を呼び覚ますような匂いだった。

FANZA

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